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2009年12月9日の 読売新聞より。

ベガルタ赤字転落見通し 09年度決算

 サッカーJ1昇格を決めたベガルタ仙台が、2009年度決算で、経常利益が赤字に転落する見通しとなった。同社の白幡洋一社長が8日、読売新聞のインタビューで明らかにした。J1に向けた戦力補強などへの影響が懸念される。

 白幡社長は「入場料収入が計画から大きく乖離(かいり)した。目標値の設定が甘かった」とし、「残念ながら今年度の黒字は難しい。来季は何としても確実に黒字を出す」と話した。

 通期の経常赤字は05年度以来、4年ぶりとなる。

 赤字転落の主な原因は、今季初めに行った本拠地・ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)の芝張り替え工事の影響による入場料収入減。スタジアムが3月の開幕から6月まで使えず、12の主催試合を交通の便の悪い宮城スタジアム(利府町)や、福島県の競技場で行ったことで、入場者数が減った。

 ベガルタは08年度決算では約3542万円の経常黒字を確保したが、こうした事情から09年度は7月中間決算で1億900万円の赤字を計上していた。シーズン終盤は優勝争いで盛り上がったが、通年の入場者数は前年度実績を下回った。

(2009年12月9日 読売新聞)

興味深い記事です。

ACLも夢じゃない!
そんな盛り上がりを見せる広島からはなれ長崎の地で僕が最近うれしかったのは、天皇杯の草津対東京戦にて松下と佐田を見れた事。
松下、すんごいパスを出しまくってました。
長崎は国見があるのでFC東京のホームでしたが、松下のパスは会場を沸かしてました。
試合後にはサインと握手までしてもらったぜ〜

それはさておき、専用スタジアムを考えるときに絶対出てくるお金の話。跡地を使うとなって使用料はいくらあるのか?これをずっと公開資料から「推測」してきましたが、なにかしっくりこない。
しっくりこないというより、「こんな推測だらけなこと書いてていいんだろうか(汗)」「しっかり結論ださんとなんか迷惑かけるんじゃねーのか(汗)」というような後ろめたさがずーっとありました。

そこで公文書館に相談をしてみたところ「広島市民球場特別会計決算比較表(歳入)」という資料を教えていただきました。平成16年度から20年度までの市民球場特別会計の歳入の項目について詳しく書いてありました。

これまで僕は市民球場のお金の入り方は「使用料」と「広告料収入」と考えていましたが、実際は以下のような構造でした。
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市民球場の歳入は「球場使用料」と「附属設備使用料」の2本の大きな柱からなっています。その中にカープ負担分と一般負担分があります。

球場使用料のカープ負担分は少し複雑で以下のような構成になっていました。
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公式戦、オープン戦、ファン感及び練習などの使用による年間110回程度の使用に対してかせられる「定額分」という項目があったんですね。

そして追加使用料が1回の試合で2万1千人を超えた試合に課せられるものと、年間入場者数100万を超えた場合に課せられるものの2種類がありました。

今回面白かったのは、「附属設備使用料」の項目でした。
国有地代として払う賃料とは別に「事務所売店」へ課せられる項目があったり、投光器、スコアボード、大型映像といった「設備」の使用料があること。そして「広告表示料」が附属設備使用料の中に含まれていたことが新たな発見でした。

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また、一般利用分の附属設備使用料にも注目すべきものがありました。それは「テレビ」「ラジオ」という項目でテレビ局、ラジオ局から徴収するものです。
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これらの項目の具体的な数字は以下の様になっていました。

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まず、第一の印象は一口に「使用料」と言っても年によって大きく異なるものだな、と思いました。この各年度の実績に対して新聞社などで分析がされ、それを間接的にネットで資料を集めると「年間7億近い使用料」「5億近い使用料」と情報は錯綜し混乱するわけですわな…

<球場使用料について>
注目したいのは意外に国有地代の変動が大きいという事実。4年間で4000万も下落している理由はなんでしょうか?4000万はサンフレッチェの経営規模を考えると無視できない数字です。

球場使用料といいますが1億5000万近い額の「特別分」は設備投資の意味合いが強く、いわゆる「使用料」の部分は「定額分」9000万円と「追加使用料」の数千万であると考えると「意外に安い」と思いました。

<附属設備使用料について>
かなりびっくりしたのが「投光器」の額。4000万という額はもう少しでサンフレッチェのビッグアーチの年間使用料にせまる額です。浴室や大型映像設備、スコアボードの使用料はトータルで6000万程度となっており、その額の大きさにびっくりしました。

「広告表示料」ですがカープから市に1億近く払われていますが、20%を収めるとのことなのでカープは4億程度の広告料収入を得ていると考えられます。あー、この4億があれば確かに「球場使用料」「附属設備使用料」を払う事はできるよなあ…と思いました。
球場への広告料という存在がカープ、市民球場のキモな気がします。

<一般利用における附属設備使用料について>
「テレビ」の3500万という使用料。これも大きな存在です。今回資料をみて思いましたが、「カープのチケット収入」「広告料収入」という単純な構造でなく、このようなテレビ局からの4000万や、投光器の4500万といった項目で億単位の使用料があります。
「カープ」という存在を中心に、広告業、飲食業、放送と複合体があり、それぞれから使用料が支払われている、
そのトータルが「使用料5億」という数字になっている事実に気がつかされました。

さて、ではこの中心がサンフレッチェになった場合は、どうなるのか?それを考えなければならないのですが、もう少し時間をかけて検証してみたいと思います。

最近あった朝まで生テレビに出ていた東浩紀の話が面白かった。
テーマは「若者世代の訴え!日本のここが問題!」というもので、番組の序盤では若手(大体30代)が何かを訴えると、年上の評論家が「表現力が無い」「そもそも人生そんなもの」とあしらうという、誠に酷い展開だったが、東浩紀がいきなり土俵をひっくり返すような議論でうっちゃりをかます。

東浩紀曰く
「なにを言ってもこのゲーム(番組)では(若手が)負けるようになってるから意味が無い」
「もうほとんどやる気がないんですけど(笑)」
「年寄りが増えて、若者が減るのは自明」
「高齢者が得する社会になるのは当然」
「そんな流れで若者論を述べても無意味」
「僕たちも高齢者になるんだし、そのなかでみながうまくやっていける社会を、コンパクトに実現する方法を考える、未来社会をどう造るかを語るのが大事」
てな事をがーっと一気にまくしたてたのだが、なかなか気持ちがよかった。

SNSをわからない、という司会の田原に「そこはわかりましょうよ(冷笑)」と切り返す場面が最高につぼでした。

東浩紀のアーキテクチャについての「そもそも、選挙というアーキテクチャは機能しているのか?」という話は面白いなー、と思った。
最後の方で東浩紀が言っていた「理想論で言えば選挙は『ヒト』でなく『政策』を選ぶものであるはず。」「現実には政策を選ぶなんてシステムをつくるのは難しかったので、ヒトをえらんでいた」「ところがだんだん明らかになってきたのはヒトは誰を選んでもどうにもならないし…(以下略)」とのコメントは、まさに跡地問題の本質を表してるな、と思いました。

市民が望んでいるのは「良いプランが残る事」つまり「政策の選択」なのに、選挙で行使できるのは市長、市議、知事といった「ひと」を選ぶ事しかできないという「ズレ」
このジレンマですわね。

東浩紀は今の選挙の投票率の低さや政治の結果を「日本国民が馬鹿だから」ではなく「選挙という制度設計のバグ」と言い切る訳です。(これは広島市民のサッカーファンにはよくわかる話です。現市長も一応は公約に「サッカー専用スタジアムの実現」を訴えていましたが、現実にはどうにもなっていない。)
市民が選挙に望むものの力点が異なるのは当然な訳で、サッカー専用スタジアムについて投票したい市民、医療について投票したい市民、雇用について投票したい市民、とそれぞれのモチベーションが異なるのに、「ある候補」という部分でしか投票行為が反映されない部分を考えずに、社会の改善などありうるのか?そもそもの制度設計を考えないと意味がないのか?とかましたわけです。

議論はそこから進んで、ある程度の規模(その時代の技術が可能にする直接民主主義の範囲)においては想像力とテクノロジーを駆使する事で、直接民主主義が可能なのではないか?と進みます。
東浩紀は「政治家」とは「コミニケーションコストを安くする為の仕事」「いろんな人たちをつなぐ仕事」と定義。しかし「つなぐ」という効果で言うならインターネットなどの技術でも「つなぐ」事は可能になっている時代では地方議員なんて不要になるのではないか?(県レベルの規模では政治家は必要であろう、と言っていました。)と言った事を(私が理解する限り)主張していました。
具体的に言えば2〜3万程度の人口についてはSNSでの民主制だってありうるじゃないか、という感じでした。

とりとめのない記事になってしまいましたが、既存のシステムを追い越す形で、跡地問題に関しての市民の新しい合意形成が広島で実現したら面白いのにな、と思った次第であります。

(追記)
以下の資料、広島市に問い合わせれば閲覧できる資料ですがあまり知られていないようです。
平成9年に市民球場で実地された大規模な球場までのアクセスに関する資料です。
自分で考察をまとめてから記事にしようと思っていましたが、いつまでたっても考察できません。
みなさんで考察、分析等して頂ければと思います。
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